【東京上京物語⑧】20230303分
「あ!私、エミって言います。タカハシ エミです!今回大学に通うために、お引っ越ししてきました」 エミちゃん。 いい名前だ。 しかし挨拶の後も小話をちょっとしたが、どうも彼女がよそよそしい。 (あれ、迷惑だったかな) 場の雰囲気を察して、力也は切り上げる事にした。 「何か困ったことがあったら、いつで... 続きをみる
40歳の未婚おじさんが描く恋愛小説
「あ!私、エミって言います。タカハシ エミです!今回大学に通うために、お引っ越ししてきました」 エミちゃん。 いい名前だ。 しかし挨拶の後も小話をちょっとしたが、どうも彼女がよそよそしい。 (あれ、迷惑だったかな) 場の雰囲気を察して、力也は切り上げる事にした。 「何か困ったことがあったら、いつで... 続きをみる
「えっと、、もしかして、ご迷惑でしたか? そうであれば、持って帰りますが、、、」 不安そうに、力也は彼女に聞いてみた。 「あ、ごめんなさい!迷惑とかでは一切ないです!ただ、、、」 ちゃんと彼女の声を聞くのは初めてであった。 声も可愛らしく高めの声で、彼女の雰囲気としっかりフィットしていた。 しかし... 続きをみる
ドアの覗き穴越しに見える彼女は、どことなく落ち着かない表情をしていた。 しかしながら、とりあえず外にいるのは勧誘系の人ではない事ははっきりした。 どうしたのか聞いてみよう。 早速ドアを開けてみると、 「あ、良かった!いた」 と、声をかけてきた。 「おはよう。どうしたの?」 全く状況が掴めないので、... 続きをみる
出てきたのは、女性だった。 力也は一瞬、言葉を失った。 その女性は身長が小柄で可愛らしい雰囲気の子であった。 髪は鎖骨くらいまである綺麗な黒髪で、清楚という言葉がぴったりとあてはまるような子であった。 今までずっと北海道で生活していた力也だったが、こんなに綺麗な子を見るのは初めてであった。 むろん... 続きをみる
新千歳空港から羽田空港まで約2時間。 初めて飛行機に乗ったのだが、こんなに早く着くのかと驚きであった。 普段は電車での移動がメインだったが、北海道内の遠方に行くために乗っている時間と同等の時間で東京に着いてしまうのは不思議な感覚だ。 なにか特別な事をしているみたいで、18歳の力也少年は1人でニヤッ... 続きをみる
あやと一緒に高尾山へ行って数日後。 健二はふとしれぬ違和感を感じた。 (なんだろう) 違和感の正体がいまいち分からない。 ただ、健二が今ハッキリと思っている事。 (あやに会いたい) よほど、この前会った時の感覚が昔の感覚と近くて良かったのか。 よほど、居心地が良かったのか。 本人にもなにが良かった... 続きをみる
兎にも角にも、あまりこの場に長居したく無いというのが健二の本音であった。 しかし、折角連れてきてくれた優子の面子を潰すのも良くない。 もしかしたら彼女もただ単純に好意で自分の事を連れてきたのかもしれない。 もしそうだったら、彼女に対して大変失礼な行動になってしまう。 どうしようか考えていたがなかな... 続きをみる
健二は今まで出会った事のない種類の人だったので些か困惑した。 「なんだろう、この統一感の無い格好をした人は」 それが彼の第一印象であった。 しかし周りの子たちは 「中田さん、おはよう御座います!」 「中田さん!」「中田さん!」 と、次々と声をかけられてゆく。 どうやら人望だけは厚いらしい。 健二も... 続きをみる
「こんにちは、初めまして」 こんな当たり前の挨拶でさえテンションが上がってしまう。 40歳のおじさんではあるが、学生時代振りのトキメキを日々の生活に健二は感じていた。 「え!私もディズニー好きなんですよ!」 「音楽も好きだけど、フェスとか行ったことないの。けどすごい行ってみたい!今度、行けたら一緒... 続きをみる