【東京上京物語④】20230302
さて、手土産はなにが良いのだろう?
コンビニで売っているクッキーとかでは味気ない。
せっかくなら、喜んでもらえる方が嬉しい。
なにより手土産一つで関係値を作れたら、今後友達を家に招き入れて多少うるさくしても大目に見てもらえるだろうという邪な考えも若干あった。
早速、Google先生に聞いてみる。
(平井 おススメ お菓子)
このワードで検索してみた。
すると、平井から一駅隣の亀戸に気になるお店が出てきた。
船橋屋 「元祖 くず餅」
亀戸は江戸の風情が色濃く残る街で、学問の神様・菅原道真公が祀られている「亀戸天神社」や、スポーツ振興の神で知られる「亀戸香取神社」など、合格や勝利祈願で訪れる人も多く、駅前の商店街からの街歩きも楽しめる人気の街らしい。お土産に人気のお菓子や名物菓子など、バラエティ豊かなお土産が揃っているのだが、そんな亀戸の中でも1番のオススメらしい。
しかも、本店が亀戸天神前にある。
ミーハーな彼は、人気や1番のオススメという言葉に弱い。
「これは間違いないだろう!」
早速お店に向かった。
お店に着くやいなや、店員さんが試食を勧めてくれた。
パクリと一口食べてみる。
やはり直感通り絶品だ。
迷う事もなく、即座に購入した。
ビニール袋に入れてもらい、帰路につく。
ついつい気持ちが昂った反動でビニール袋ごとブンブン振り回しそうになった。
「危ない、危ない」
新鮮な事が多々あって上京1日目。
彼は満面の笑みをしていた。
後は、この手土産をお隣さんに渡してこの素晴らしい初日を終える事が出来る。
彼にとって今日一日を採点するならば120点。
人生の中でもトップクラスで楽しい1日であった。
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